最新情報
- 2014年2月15日
- エコハウスやまなし臨時休館のお知らせ
- 2013年12月24日
- 冬の風物詩、現る!
- 2013年12月5日
- カラーdeエコ生活教室を開催しました!
- 2013年11月9日
- 「生ゴミの堆肥化教室」が行われました~!
- 2013年11月5日
- 11/4(月)の見学者のご紹介☆
エコハウス紹介
山梨市はどんなところ?
ぶどうで知られる山梨市は甲府盆地の東にあります。南に富士山と南アルプスを望み、北を長野県埼玉県の山々に囲まれる風光明媚な街です。夏は猛暑日が多く、冬は冷え込みが厳しい盆地特有の気候で、日照時間は全国平均を大きく上回り、降水量は全国平均より少ない四季の違いが鮮やかな土地柄です。
コミュニケーションを大切にする駅前のエコハウス
「エコハウスやまなし」は、JR山梨市駅から徒歩2分の便利なところに建設されました。市役所も近くにあり、周辺には大型スーパーマーケットや金融機関、郵便局等があり商業と住宅が混在する山梨市の中心地です。およそ150m西方を流れる笛吹川両岸には遊歩道が整備され、万力公園や地域交流センター「街の駅やまなし」も近く、散策にも自家用車でのアクセスにも便利です。
南向きの玄関はDOMAサンルームと名付けられました。大きなベンチを設けてご近所とのちょっと気楽な井戸端会議、話が盛り上がればタイル敷のリビングに移動して庭を見ながらお茶会でしょうか。コミュニケーションを大切にデザインされています。家の中では家族のコミュニケーション。一階と二階が緩やかにつながる大きな一体の空間で、家族の気配を感じながら暮らします。
工夫満載の小さな家
このエコハウスにはたくさんの窓がついています。窓は設計者の腕の見せ所! 高性能な木製サッシを使って、窓がほしいと思うところにきちんときれいについています。坪庭に開く浴室の窓や、和室の窓、部屋と部屋との間の覗き窓など、暮らし方を考えた細かい提案が気持ちよく、いろいろな風向きの風を取り込んでくれます。一坪書斎、バスコート、隠れ家ロフト等々、要所にちりばめられた小さな空間が吹抜けでつながって、一体の空間となっています。
内外装材には県産材縁甲板、シラス火山灰塗壁、えごま油塗料、羊毛断熱材等、自然素材と地域産材が積極的に採用されています。
また、ぶどうの日射遮蔽パーゴラ、雨水利用のワイン樽など楽しい提案も一見の価値ありです。
見学・宿泊について
当エコハウスを見学希望の方は、電話かFaxにてご連絡をお願いいたします。
エコハウス管理事務所
Tel/Fax : 0553-22-5001
※宿泊は実施しておりません
活動の状況
地域推進協議会
このエコハウスでは建築前から市内の建築士会・建設業組合・宅建協会などの関係諸団体の構成によるエコハウス地域推進協議会を設置し、完成後も年2回程度会議を開催しています。新築や改築をしようとしている人への普及活動等を検討していただくだけでなく、供給サイドへの普及啓発に関し協議会員がそれぞれの関係諸団体内へ戻っての活動も目的としています。
イベント等
エコハウスについての知識やエコライフの普及啓発のために、年間を通じて勉強会やイベントを開催しています。イベントの一例としては、緑のカーテン教室・マイはし作り教室・生ごみのたい肥化教室などがあります。また勉強会では、「エコハウスやまなし」の設計者や、JIAの関係者を講師に招き、市民・学生のエコハウスに対する知識の普及啓発に努めています。
エコハウスだよりの発行・広報やまなしへの掲載
春夏秋冬のエコな暮らし方などの情報を掲載する「エコハウスだより」を、年に2回程度発行しています。また、山梨市広報誌の広報やまなしには、「はじめようもっとエコ生活」が毎号掲載されています。ここに登場する「笑幸家(えこけ)」は、エコハウスやまなしに住んでいる家族です。
設計者の意図
「自然の恵みと暮らす家」というメインのテーマを決め、自然エネルギーを活かしコストをかけない、暮らし心地のよいエコハウスを目指しています。また、省エネルギーで地球環境に優しい建物を作っていくことは、未来に向けて大切なことだと考えますが、この建物では、さらに環境要素以外に、これからの住まいへの提案として「風土と立地」「コミュニティとコミュニケーション」の2つのテーマを設定し“住まい”として細部まで丁寧に作り込みました。
「風土と立地」
外観は一般的な切妻屋根とし、山梨市の古い民家に見られる「越屋根」という2階の屋根から飛び出した高い屋根を踏襲しています。この越屋根内部に溜まる暖かい空気を、夏季には重力換気により窓から逃がし、冬期にはサーキュレーション(循環)パイプを通して床下に導き、足もとをほのかに暖める床下暖房としています(現状では、夜間の生活がないため生活熱の蓄熱が無く、充分な効果は発揮できていません)。2階の2つの子供部屋には、山梨市から見える山々を望むバルコニーを作り勉強や遊びの合間に、季節を彩る古里の風景に触れる事での「情操教育」を考えています。
「コミュニティとコミュニケーション」
生活して行く上で大切な要素として「コミュニティ」も大きな柱として考えています。プランは家族の気配が感じられるオープンなプランとし、家族間のコミュニケーションを作れる空間としています。人の集まりやすい広く明るい玄関は「DOMAサンルーム」と名付け、井戸端会議など、家族と地域とのコミュニケーションの取れる場を想定しました。
設計
- メイ建築工房
-
星野正男
星野幸美
メイ建築工房
〒406-0035
山梨県笛吹市石和町広瀬143-6
Tel : 055-263-7916 Fax : 055-263-9998
http://homepage1.nifty.com/may-/
- 設計室すばる
- 雨宮秀記
設計室すばる
〒400-0804
山梨県甲府市酒折町1337-54
Tel : 055-227-8003 Fax : 055-227-8004
Mail : subaruh@peach.ocn.ne.jp
- 浅葱設計
- 中澤幸子
浅葱設計
〒400-0073
山梨県甲府市湯村3-7-5-103
Tel / Fax : 055-253-9458
Mail : asagisekkei@ybb.ne.jp
建築概要
建物概要
構造・階数
木造軸組・2階建・ベタ基礎
敷地面積
408.720㎡
建築面積
101.38㎡
延べ面積
160.94㎡
外皮面積
421.50㎡
主要な部位
屋根〜天井
鋼板0.4・アスファルトフェルト22kg・構造用合板12・通気層30・遮熱フィルム・構造用合板12・空気層55・羊毛断熱材60・杉羽目板12
外壁〜内壁
シラス火山灰塗壁20・透湿防水シート・ザラ板・空気層60・羊毛断熱材60・火山灰漆喰・土佐和紙
床〜地盤面
磁器質タイル6・モルタル30・デッキプレート50・床下空間・基礎周囲押出ポリスチレンフォーム30・蓄熱コンクリート150・押出ポリスチレンフォーム30・砕石100
開口部
建具の構成
既製木製断熱サッシ
ガラスの仕様
ペアガラスLOW-E(高断熱タイプ、高遮熱タイプ)
日射遮蔽部材
パーゴラ
断熱補強部材
断熱障子、断熱ブラインド
自然エネルギー
太陽光発電
2.2kW・屋根面設置
太陽熱利用
床モルタルへのダイレクトゲイン
地中熱利用
①:屋根液集熱式ソーラーシステム(太陽熱集熱パネル2㎡・空気熱源HP給湯器・貯湯槽460L)/床モルタルへのダイレクトゲイン
消費エネルギー
電気
②:エアコン ファミリールーム(冷房能力4.0kW:COP=3.7、暖房能力5.0kW:COP=4.3)、リビング(冷房能力5.0kW:COP=3.1、暖房能力6.3kW:COP=3.9)
主要な設備
バイオマス燃料
③:ペレットストーブ(最大9.3kW)
暖房方式
②のエアコンと③のペレットストーブの併用
冷房方式
なし
全般換気方式
第1種換気(全熱交換)
サーキュレーター
シーリングファン、室内循環ファン
給湯方式
①のソーラーシステムによる
環境性能
| 熱損失係数 Q値(平成11年基準値) | 2.2W/㎡K(2.7) |
|---|---|
| 夏期日射取得係数 μ値(平成11年基準値) | 0.066(0.07) |
| 外皮平均熱貫入率 UA値(平成25年基準値) | 0.81W/㎡K(0.87) |
| 冷房時の単位日射強度あたりの日射熱取得量 mC値 | 10.92W/㎡K |
| 暖房期の単位日射強度あたりの日射熱取得量 mH値 | 15.37W/㎡K |
| 実開口面積比率・開放面積比率 | 16.5%・34.9% |
| 相当隙間面積 C値 | 未測定 |
| 太陽光発電パネル容量 | 2.2 kW |




















